社長のひとり言

11月社長のひとり言  Ⅱ  チームワークに感動

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昨夜、タクシーに乗りました。

 
会合があり、懇親会が終わり、  クールダウンのため行きつけのお店で一杯飲んでひと息入れて帰ろうとタクシーを待っていました。 バス停手前で待っていましたら、交差点を回ってくるタクシーを発見し、手を上げます。 すると私を乗せるべく当然のごとくバス亭に止まってくれました。 すると、すかさず運転手さんがわざわざ降りてきて「すみません 今私は、お迎えに行っております  よろしかったら別の車を呼びましょうか? 」 と。  私は、当然のごとく「お願いします、塚本と申します」 「ハイ! ありがとうございます、手配いたします」と言ってスタートして行ってしまいました。
私は、「迎車」と「空車」の字が見えなくて、手を上げてしまったのです。 今までもそのようなことも何回かあったのですが、 無視して素通りする車、ダメダメと言わんばかりに手を左右に振って立ち去る車のどちらかでした。 ところが、今回のAタクシーさん福山でも大手の老舗の会社ですが、私は、彼の親切に大感動をした訳です。
5分位でAタクシーさんの車がサッと前に来ていつものようにドアが開き乗せてもらいました。 気分がいいものですから、すぐに「先ほど、御社の運転手さんがこうだったんですよ、といきさつを説明し、 私は、感動しました。」と。 すると「今は、GPSがあるので近くの車に指示が入りこうして来ました。」
最近は、タクシー業界も暇なように聞いていますが、この連携たるや凄いことと思います。 あの運転手さんが迎えに急いでいるにもかかわらず、止まって会社の為、仲間の為にお客さんを捕まえた。 この愛車精神、仲間意識、に感動したということです。 AさんがそうすることでBさんに、 またBさんがその努力をすることでCさんに仕事がいく。そのサイクルが成功の秘訣と思います。
タクシーを待っている間にも1台通りましたが乗りたくない行燈だったので、見過ごししました。 私は、Aタクシーさんのファンになりワンメーター程でしたが1000円を支払って気持ちよく降りることができました。
我々は、看板を背負って生きています。 自分さえ良ければ、 という思いで生きているならば必ずいつかは負の負債を負うだろうし、 他人の為にと親切をすると必ず素晴らしい いいことに巡り合えると思います。
伸びる会社と伸びないグループ(協同組合かな)の差をまざまざと拝見しました。