社長のひとり言

6月社長のひとり言 Ⅵ 知覧特攻平和会館へ

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16日、17日と東中国スズキさんのご招待で南九州へ行ってきました。 その行程の中に知覧特攻平和会館の見学が組まれていました。 私は3度目と思うのですが、何度行っても感動の涙です。 語り部の方が映像を映しながら説明をしてくださるのですが殆どの人がすすり泣きです。そして館内には出陣前の家族に宛てた手紙が展示されています。 あの20歳前後の若者がこれほどの達筆でこれだけの文面を書けるとはただただ感服のみです。

出撃1時間前の手紙もあります。

飛び立ったらもう帰ってこれません。 250キロの爆弾を抱えて相手の艦船へ飛行機もろとも自爆です。彼らは出撃前夜は酒を酌み交わし「同期の桜」を歌うそうです。 それも満面の笑みで。 明日死を覚悟しながら。 その笑顔の底には家族を想い国を想いその深い愛情の賜物でしょうか。 その夜布団を頭からかぶって一人で泣いているようです。

彼らには明日がありません。 我々は明日もあれば1年先10年先30年先未来があります。夢があります。この平和な時代に感謝しながら大事に生きたいと思います。

僅か73年前の出来事です。 ほんの73年前。

改めていい時代に生かされているなぁ・・・とただ感謝です。