社長のひとり言

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商売の真髄に触れました

 

5月19日、20日と、ある大会があり呉市に一泊で参りました。 懇親会が終わって2次会に繁華街へ出かけました。 4人でタクシーで行き、料金は、770円でした。 つり銭をいただき、いつもどうりでお店に向かいました。  帰りは、呉の屋台が有名なのでちょっと寄って行こうかと皆で行き、とりあえずビールにホルモン、豚足を食べ、仕上げにラーメンの定番のコースです。 ラーメンは、呉を意識しているのでしょうか、煮干の効いたスープで今までに無い感じの味でした。 慣れないせいかちょっと口に合わない感じでした。 終わってホテルに帰るのですが約5キロぐらいで、健康の為にも歩いて帰ろう ということになりましたが、やはり、還暦すぎのおっさん4人、まもなくタクシーで帰ろう、となり、タクシーを止めて乗り込みました。  ここからが感動のはじまりです。 2メーターほどの距離で申し訳ないような気持ちで乗っていましたら、 動くとまもなく、運転手さんが、飲んだ後に飴でもいかがですか? と4個差し出してくださいました。 今までに経験のない事で皆ビックリした様子で、いただきました。
「会社が用意してくれるのですか?」 「いやいや そんなことしてくれるわけないですよ」  「じゃあ運転手さん あなたが個人的に提供してるのですね」  「そうです」
「いやぁ、ますます感激だぁ   凄いことしているんですねぇ」 と、話が盛り上がっているうちに、到着。 前席に方が支払いをしてくれたのですが、私も思っていたとうり
1000円出して、お釣りは結構ですとチップで差し上げてくれました。
飴4個で230円か・・・・・   いい利益率だよなぁ・・・と
何よりも、お客の立場の私達が大満足し、運転手さんはチップが入り、と
双方良しの関係で最高の取引でした。  私が、呉在住ならば、その運転手さんの携帯番号を聞いて、タクシーに乗るときは、直接電話をすると思います。
彼は、きっと人気者のドライバーと思います。
自分の仕事ですから、僅かなことなら、仕事のために、「身銭をきる」ぐらいの腹を持って取り組むと、会社からも、お客様からも、同僚からも、可愛がられ楽しい充実した毎日になるのではないでしょうか。
大手会社の社員さんでも、できる人は、そういう要領がいいし、  仕事の出来ない人は、女房に小遣いもらえないのか、そんなことが一切無い。と言い切れます。
あまりケチでは、人生小さく生きるようです。
小さな身銭は切りましょう
 

塚本 政樹